みんなのつぶやき

2026-03-04 12:04:00

なぜ、私はこの仕事を続けているのか。

こんにちは。江南市でおうちのリフォーム・建替えから暮らしのご相談まで幅広く対応するマナベースの菱川です。

今回は「なぜこの仕事を続けているのか?」についてお話したいと思います。私はこの建築業界一本で、気づけば37年。今58歳ですから、人生の大半を現場で過ごしてきました。住宅に関わる仕事が中心だったこともあり、振り返ると何より大きいのは“経験値の蓄積” です。長年現場に立ち続けてきたことで、数えきれないほどの建物を見てきました。新築もあれば、何十年も住まわれた住宅もある。建物は一軒一軒、すべて違います。材料も、構造も、つくり方も、住まい方も。その違いを見てきた時間が、今の私の一番の財産です。

 

そしてもうひとつ。この30数年間、ずっと一緒に仕事をしてくれている職人仲間の存在。同じ現場を乗り越えてきた仲間が、今もそばにいる。 これは本当にありがたいことです。私にとっての強みは、「経験値」と「仲間」この2つに尽きると思っています。自分の経験をもとに提案をすると、「ほう、なるほど」「その手があったか」と驚かれたり、喜んでいただけることがあります。一般の方にはなかなか思いつかない視点。でもそれは、特別なことではなく、現場をたくさん見てきたからこそ出てくる答えです。自分の強みを使って、誰かの役に立てる。そして「よかった」と言ってもらえる。この単純な繰り返しが、実は一番の喜びなのかもしれません。

最近はAIがとても進化しています。質問すれば、ある程度の答えは出してくれるでしょう。でも、私はこう思っています。「AIにはできない仕事がある」建物は、データ通りにはいきません。

・中を開けてみないと分からない状態
・長年の使われ方による癖
・丁寧に手入れされていて、実はまだ十分使える設備

AIは「交換した方がいい」という標準的な答えは出せます。でも現場を見れば、「いや、まだ変えなくていい」という判断もたくさんあるのです。答えは、机の上ではなく、現場にある。これは37年やってきた私の持論です。良いものを作るだけなら、お金をかければできます。でも本当に大切なのは、現場の状態を正しく見る力、材料や設備の価格感覚、施工コストをその場でイメージできること。これらを頭の中で瞬時に“ミックス”して、「最適解」を出すこと。「この材料をこう使えば、安くて丈夫でかっこいい」「ここは直さなくていい。その分こちらに予算を回そう」そういった判断は、経験の積み重ねから生まれます。

経験が活きる。仲間がいる。そして、お客様に喜んでもらえる。それが、私がこの仕事を続けている理由です。派手さはないかもしれません。でも、一軒一軒の住まいに向き合い、その家にとっての“最適解”を出す。これからも、現場から答えを出していきます。

家は建物ですが、そこには人の暮らしがあります。不安を抱えて相談に来られる方も少なくありません。その不安を安心に変えること。それが私たちの役目です。「相談してよかった」そう言っていただける仕事を、これからも積み重ねていきます。

 

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